出国(または帰国)した

帰るとは何なのか.どちら向きが帰るに相当するのか. 昨日の日記のタイトルには混乱が見られる.以下では出国ということにしよう.

フライトは11:30.特急の時間などを考慮して8時には家を出た.平日の8時はまだ通勤の時間であって, そんな時間に大きなスーツケースを持ち,パンパンのリュックを背負って乗車するわたしは邪魔以外の何者でもなかった. 小心者なので周りの人からは平日から旅行とはいい身分だなと思われているような気がした.

空港に向かう途中で一体自分は何をしに海外へ行くのだろうと考えていた. 海外暮らしは慣れてできるようにはなっているけれど,積極的にやりたいことではない. 若い私の貴重(ということにしておこう)な時間が無為に消費されていくような気がする.

機内の座席は競争に敗北したため,座席行列の中央付近に配置された. 周りに人がいるのが落ち着かない.部屋の角とか棚などの間に挟まっているのが落ち着く.

機内では映画を見ていた. 『君の名は。』があったら見ようかと思ったけど無かった. その他はご飯を食べたり,寝たりしていた.

空を飛ぶのはコストが高い. 確かに席は広いほうが良いし,ご飯は美味しい方がいいけれどそれで同じ路線万円の違いがある. 自腹だったら安い路線を選んでいただろう.流石に移動が20時間とかは嫌だけれど. 歳をとると身体がつらくなって高い金を払うようになるのだろうか. 海外への行き来はインターネットと同じくらい簡単にできるか,移動しなくてもいいようにしてほしい.

機内で時間が経つごとに諦めの気持ちになっていった.国外には居ることで削られる何かがある. 個人的な感覚としては主にこれは言語から来ているような気がする. 現地語が母国語と同じくらい読み書き話し聞きできればやっていけるのだろうか(それを確かめる気も沸かないけれど). 日本大好きとか日本すごいとかは思わないけれど,日本人なのだ.

なんだかんだ滞在地は遠い. 今日は時間を戻しながらの旅だったので,長い一日だった. 出国前に冷蔵庫を空にしてしまったので,牛乳や卵を明日買いに行かなければ.