氷点下冷たい風が肌を打つ

朝起きると気温は氷点下だった. 起きるのも辛かったが,こんな寒い日はなんとしても最寄りのバス停から出発したいという思いで服を着替え,家から這い出た. 冬用のコートを来てマフラー,手袋,帽子を装備したが,氷点下の冷たい風が肌を打つ.もはや,寒いというより痛い. 池も部分的に凍っていたし,それを観測した時点でも凍り続けていたのだろう.

今日からは上司,同僚が出社してきて,他人と空間を共有しなくてはならなくなった. しかし,彼らは仕事始めでメールを処理したりしていたので,私は時系列分析の教科書を読みながら 人工データを作ったり,人工データからパラメータを推定するスクリプトを作ったりした.

デジタル信号処理的なことをしばらくやっていなかったので,フーリエ変換を用いた畳み込みの 計算なども忘れていたことがひどく悲しく感じられた. ここ数年学べば学ぶほど基礎力のたり無さを実感するし,何より知識への参照の少なさから忘却してしまうことが問題だ (あるいは理解がもっと深まれば忘れないのか?). 研究は好き(というか憧れている?)だけどつくづくそれをやるための下積みが足りなかったように感じる.

やりたいこと(ここでは私の場合研究)というのはやれているうちは良い. しかし,それをやれないと満たされていないように感じるし,それを諦めたところで7億円がもらえるわけでもない. 自らの能力の低さ,年齢,マネーなどの諸要因を考慮すると,折り合いをつけなければいけないことは承知しているが, いまいち納得できずにここ数年を過ごしている.

一方で趣味の絵は本当に自由気ままにやれて最高だ. 注意すべきはこれでスケベ心(えっちな絵を描かないという意味ではない)を出さないことかなというくらいである. 何よりそこまで上手くないのに楽しいっていうところが実に良い. 仕事も成果はそこまででもないけどやってて楽しいことがやりたい(夢物語).

夜はジャガイモのグラタンを作った. バター,牛乳,生クリームという乳脂肪分の暴力のようなグラタンだったが,とても美味しかった. 冷えた体にホクホクとしたジャガイモが実によかった. 連日ジャガイモを食べているのは日本への帰国を考慮したものであり, 出国までに保存がしづらいジャガイモを食べてしまいたいという動機による.

食後はまたちょっと本を読み進める. ARモデルをデータに対して用いる際は真の次数がわからないため,単純には決められた範囲のすべての次数のパラメータを計算しなくてはならない. ただ,これはデータ数が増えたりすると計算が困難になったりするので,次数3の係数を決める際に次数2の計算結果を使うというようなものらしい. そしていろいろな次数に対して係数が求まったら最後に尤度とパラメータ数を用いて赤池情報量基準(AIC)でモデル選択という流れになっているらしい. 明日はカルマンフィルタについて学びができたらいいなと思う.

寝るまで絵をやった.相変わらず街並みというのが描けずにいるが, とりあえずマンションから手を付け始めた.究極的には直方体やその組み合わせで簡単そうに見えたからだ. とりあえず直方体の表面にどういう装飾をすれば,記号的にマンションであると言い張ることができるかを考えている. 個人的な感覚としてはベランダが大事な気がしている. 町中の各オブジェクトを描けるという分析的な方向と,それらを適切に配置するという総合的な方向の 両方が必要で,これは(飽きなければ)今年の大きな課題になりそうだ. ただ,描けない絵ばっかりやっているのは流石につまらないので, 週末くらいは気楽に描ける絵をやろうかなと思う.

今日は気持ち早めに寝る.